2012年08月01日

天然木の時計 Jupiter (ジュピター)



一時、体調をくずして大事をとっていた木デザイナーであり
クラフトマンでもある木工房プロペラハウスさんが工房ショップへお越し頂きました。
実は先日、退院したとの事でショップの方へ直接足を運んで頂き
お話をさせて頂いたのですが、その話の流れで
木の時計をデザインをお願いしていたですけど・・・。

後日、すっごく素敵な時計の試作をお持ち頂きました。
遅れましたが、木工房プロペラハウスさんは木のデザイナーでありながら
自分で色々作っちゃうクラフトマンでもあります。
また、「第3回全国木のクラフトコンペ」 作品「風の器」で大賞を
受賞した凄腕の経歴を持つお方です。



今回デザインして頂いた時計の名前は " Jupiter "(ジュピター)木星を
イメージしてデザインした時計との事でネームの通り時計に仕上がっていて
試作品としては勿体無い位のクオリティの高さです。

数値は壁のバックカラーで数値の色が変わる仕様です。
写真じゃ中々伝わらないかもしれませんが、白の壁紙だと白の数値に
ブラウンのテーブルに置くとダークブラウンの数値になったり素敵過ぎます。(笑)

また、時間を示す数値は機械では出来ない糸鋸で数値を切り抜いた
手仕事。手間のかかる仕事です。また、糸鋸を使う事で無垢は一枚板だと
木の繊維が固い場所と柔らかい場所で上手く数値を切り抜けないので
あえて集積材(縦横)に一度加工してから糸鋸で抜く作りです。



ちなみに糸鋸と言っても馴染みの無い道具なので写真を付けると
こんな感じの道具です。なぜ小さく切り抜いているかって?ごめんなさい
余り使ってないので、回りが物置になってるからす。(^^;

それはさえておき、今回限定で10台製作する事が決まったですが
時計作りはお互いに作業を丸投げでは無くてMorinoOkurimonoとプロペラハウスさんと
作業工程を分け合いながら時計作りを進めていく予定です。

MornoOkurimonoは下地作り。
①270㎜厚の板をバンドソーで製材②集積接着 ③260Фの円の切り抜きと時計張りの芯出し
④120~240番研磨 ⑤電波時計の元を固定する長方形溝加工です。

プロペラハウスさんは仕上げの ①数値の切り抜き②電波時計を時計台に固定
③針の加工取り付け微調整など ④オイルフィニッシュ⑤ラッピング

名前ばかりのコラボ(デザインだけとか・・売るだけコラボ)は
他から見ても良い感じはしませんが、こんなによりそったコラボなら
良い物が出来るじゃないかな~と思います。(^^
出来上がったらまた紹介します。

PS:(仕事の合間に出来るだけ早めに仕込んで置きます!)

                     ※天然木・無垢 木の時計のMorinoOKurimono



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Posted by soyokaze at 23:44天然木雑貨/小物