2012年10月26日

タワーマンション3段式 アクアキャビネット完成!


随分製作に時間が掛かりましたが、岩手県のお客様から
オーダー頂いておりますアクアキャビネットw1200×D600×H800の
アクアキャビネットとタワーマンション型アクアキャビネットが完成しました。
写真を見るとシンプルなので作りやすそうでしょ?

でも、見た目、以上に大変なんですよ・・・。
化粧板の中でもメラミン樹脂は一枚一枚のパーツを刷毛で塗って
手張りを行う作業なので、予想以上に時間がかかります。
また、今回の様に沢山穴加工や連結式キャビネットとなると・・・大変です。。。


まず、メイン水槽をを設置される左側のアクアキャビネットは
天板にOF(オーバーフロー加工)と見慣れない側面の穴加工・・・
この右側面の穴加工は右手のタワー型キャビネットへ通じる配管穴加工です。
もちろん、穴加工はお客様の指示に基づいての加工です。


そして・・・お隣のタワーキャビネットですが
扉を開けるとこんな感じです。実はこれもアクアキャビなんですよ。
この中に上中下とw600×D450×450㎜の水槽が入ります。それもOF加工してある
水槽の為に上段から中段に掛けてOF加工を施してます。

上段から下段に掛けて水を落としていくシステムで
一番下はクーラーを設置するとの事で背面も大きく切り抜きしてます。
設備の図面もお送り頂いているですけど、見た事の無い様な
相当凄いシステムが入るようです・・・。 このキャビ自体も高額だし・・
システムを設置の総額纏めたら軽自動車の新車がきそうなお値段なんですが
アクア系を趣味にしいる方は会社社長さんかお医者さんが多いので
何となくなっとくな感じはしますが・・・。


現在販売されてい2~3段式の水槽台は太い柱にアングルで作った物が主流で
パネル型は強度の面からも棚が曲がったり棚底が抜けるので販売されてませんけど
このタワーマンションアクアキャビは組み立てる前の工程心材の部分で
強度高める工夫をしています。

写真はタワーアクアキャビネットを組み立てる前の写真です。
まず、棚板一枚にw600×D450×H450㎜の水槽は約100㌔の重さに耐える必要があります。
写真で見る限り30㎜位しか無い様に見えますよね。見たままの30㎜の棚板なんですけど
板の心材を作る際に10mm厚のアイアンプレートを埋め込んでおり、見た目は
木の板なんですけど実際は金属の上に水槽を乗せている状態なんです。

また、棚板を支える側面ですが、棚板ばかり強度を高めても重さで底が抜けてしまう
恐れがあるので、写真の様に棚板の厚みと同じ溝を切って側面に直接重量が掛かる
作りで作っています。ちなみにお隣のキャビネットの梁は150×100㎜で作ってます。
水槽台って外見はあっさりしてますけど、中身をしっかり作らないと大変な事になるですよ。

説明が長くなりましたが・・・
見た目シンプルで中身は鋼のアクアキャビ(笑)の紹介でした。

                  ※木製2、3段型 アクアキャビネットもMorinoOKurimono


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Posted by soyokaze at 23:15aqua